作品詳細
フェルナンド・ディ・レオの脚本をイタリアン・ホラー界の帝王ルチオ・フルチが監督したイタリア西部劇。音楽はラロ・ゴリが担当。出演はミスター・マカロニこと「続荒野の用心棒」のフランコ・ネロと、「荒野の1ドル銀貨」のジョン・マクダグラス、「シェルブールの雨傘」のニーノ・カステルヌオーヴォなど。
トム・コーベット(フランコ・ネロ)は“用心棒”を稼業としていた。彼はある日、生まれ故郷の友人から村に帰ってきて欲しいと訴える手紙を受け取った。母親に死なれて、その村を出たきり今まで一度も故郷に戻っていない彼の村は、昔と全く趣を異にしていた。彼の兄であるスリム(ジョージ・ヒルトン)の牧場はボスのスコット(ジョン・マクダグラス)に奪われ、村の銀行も彼の支配下にあった。スコットは残酷な男で、息子のスコット・ジュニア(ニーノ・カステルヌオーヴォ)の抜かりない手伝いを受けて悪業の数々を働いていた。村がそんな状況だったため、スリムはトムにすぐ出て行くよう勧める。しかし、トムは事態の真相を突き止めようと決心し、スコットの牧場へ行くが…。