作品詳細
合邦道心の庵室へ、娘の玉手御前が闇夜に紛れてやって来ます。後妻に入った高安家で、継子の俊徳丸に邪(よこしま)な恋心を抱いた玉手御前は、逃げ出した俊徳丸の後を追ってきたのです。娘の愚かな恋を嘆きながらも、母のおとくは見放すことができず玉手を中へ通します。ところが合邦の庵室には、俊徳丸が許嫁の浅香姫とともに匿われていました。嫉妬と狂ったような恋心で迫る玉手は、俊徳丸の醜い顔も浅香姫と別れさせるために自らが飲ませた毒酒が原因だと告白。そんな娘の浅ましい姿を見兼ねた合邦は、堪らず玉手を手にかけます。苦しい息のなか、玉手が打ち明ける俊徳丸への恋心の真実とは…。令和6年の『秀山祭』より歌六の合邦、玉手を菊之助改め八代目菊五郎が勤めた義太夫狂言の名作。(2024年/令和6年9月・歌舞伎座)
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