作品詳細
「月も朧に白魚の…」から始まる名ぜりふで有名な歌舞伎の様式美あふれるひと幕
同じ「吉三」の名前をもつ三人の盗賊が月夜の晩に出会う「大川端庚申塚の場」。「白浪物」を得意とした河竹黙阿弥の代表作の一つです。
節分の夜更け、女と偽り盗みを働くお嬢吉三(左近)は、夜鷹から百両の金を奪い取ります。その様子を見ていたお坊吉三(歌昇)が駕籠から現れると、二人は百両の金をめぐって争います。そこへ仲裁に入ったのは和尚吉三(坂東亀蔵)。この場の出会いと同じ名を持つ縁から、三人は血盃を交わし義兄弟の契りを結ぶのでした。
(2024年/令和6年11月・歌舞伎座)
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