作品詳細
創造性あふれる新進演出家とフレッシュなキャストによる新生『ロミオ&ジュリエット』。
ピュアな恋人たちのロマンス、若者たちのやり場のない情熱や葛藤を、芝居とダンスを融合させた芸術性豊かなムーブメントで現代的、かつ幻想的に魅せていく。
演出は、シェイクスピアを生んだ地であるイギリス出身のアレクサンドラ・ラター。彼女の才能に触れた宮崎駿監督が『もののけ姫』の舞台化を初めて認め、ロンドンと東京での上演で高い評価を得た(2013年『Princess MONONOKE~もののけ姫~』)。
ロミオ役に抜擢されたのは、いま勢いのあるダンス&ボーカルグループ THE RAMPAGE のパフォーマー長谷川慎。ジュリエット役は、ミュージカル『ウエスト・サイド・ストーリー』のヒロイン・マリア役も記憶に新しい、北乃きい。
季節は、夏。舞台は現代。「今」と「昔」が入り乱れる架空の都市「ヴェローナ」。
モンタギュー家の跡取りとして気丈に振る舞いながらも、いつか恋をして暗い世界から抜け出すことを夢見ている繊細なロミオ。親の思惑に反発し、シンガーソングライターを目指している才能あふれたキャピュレット家の一人娘ジュリエット。キャピュレット家の所有する『CLUB VERONA』で運命的な出会いを果たした二人は、一目で恋に落ちる。しかし、一代で財を成したモンタギュー家と伝統を重んじる上流階級のキャピュレット家は、街の権力をめぐって激しい対立を続けていた。両家の確執は根深く、若い恋人たちの物語は次第に悲劇へと転落していく。周囲の大人たちの思惑は、二人をどのような結末に導くのか…。
(2023年1月28日~2月12日 Bunkamura シアターコクーン)