作品詳細
赤穂義士の七回忌を弔う人々が行き交う泉岳寺の門前。下級武士に似つかわしくない身なりでやってきたのは伊予松山藩松平家の徒士(かち)侍・荒川十太夫。偶然居合わせた同藩目付役の杉田五左衛門は、武士が身分を偽ることは大罪であると、十太夫を咎めます。その日の夜、取り調べの場で松平隠岐守から理由を問われた十太夫は、赤穂義士の一人・堀部安兵衛の介錯をつとめた日のことを語り始め…。
義に生きる十太夫の誠実さが胸を打つ、「忠臣蔵」の後日譚をご堪能ください。(2024年/令和6年1月・歌舞伎座)
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