作品詳細
実力派スタッフが大人のSFファンに贈るハートウォーミングSFファンタジー!!
「少年科學倶楽部」「チャイナさんの縮小」などを収録したオムニバス。
少年科學倶楽部
【監督】安濃高志
【声の出演】柚木涼香/鈴村健一/広瀬正志
チャイナさん短編集
【監督】藤森雅也
【声の出演】日髙のり子/柴本浩行/羽佐間道夫
<ストーリー>
#01「少年科學倶楽部・前編」
子供の頃に読んだ本に触発され、火星に行くことを夢見る、かつての少年達。新妻ウィンディは実父・ゴードン達の自称「少年科学倶楽部」が、子供じみたロクでもない計画に夫のジャックを巻き込むことに憤慨していた。ウィンディは、船乗りという職業柄ただでさえ家を空けがちなジャックに大切な話があったのだ。しかし、そんなウィンディの気持ちなどおかまいなしに、飛行船を改造したエーテル宇宙船で火星へ出発する準備は着々と進められていく…。
#02「チャイナさんの縮小」
イギリスの港町ブリストルで中華料理店「天回」を営むチャイナドレスの美女チャイナさん。クンフーの達人でもあるチャイナさんの悩み事は、二階に居候している自称天才発明家ブレッケンリッジ博士が、怪しげな発明にお金をつぎ込み家賃を滞納して払ってくれないこと。ある日チャイナが家賃の督促にブレッケンリッジの部屋のドアを蹴破ったところ、過って怪光線を浴びてしまう…。
#03「少年科學倶楽部・後編」
片田舎の一人の女性、ウィンディ・リンドバーグが導き出した異端の理論「エーテル気流論」。 この荒唐無稽とも思える仮説を信じ、幼き日から火星研究の第一人者であるパーシバル・ローウェルに憧れを抱き、火星へ行くことを夢見続ける(自称)素人物理学者集団がいた…、その名は"少年科學倶楽部"。夫であるジャックをすっかり倶楽部に取られ、寂しさに苛まれるウィンディ。その頃、発明好きな変わり者の老人のクーパー、ウィンディの父親であるゴードン、そしてシェパードは、倶楽部結成50周年の時を迎え、密かに火星へと飛び立つ、ある作戦を決行する。
「エーテルの風に乗って…いざ、行かん」成層圏へ向け、男達の夢を乗せたエーテル飛行船が、ついに舞い上がる!
#04「チャイナさんの惑星」
自称天才発明家、ブレッケンリッジ博士の怪しげな発明品「空間反射望遠鏡」。それは、遥かな宇宙空間を反射させ、身近な場所に同じ空間を作りあげるという大発明品(!?)だった。火星ツアーと称し、滞納した家賃の代わりとして、チャイナさんをタダで招待する博士たち。しかし、望遠鏡が作り上げた火星には、何故か、あるはずもない枯れた運河と廃虚の街の姿があった…。