作品詳細

野村芳太郎監督が、「ゼロの焦点」「影の車」「張込み」「砂の器」に続き松本清張原作を映画化。切っても切れない親と子の絆を、“子殺し”という衝撃的なモチーフのもと描いた感動作。

小さな印刷屋の主人・竹下宗吉には、料理屋の女中・菊代との間に3人の隠し子がいたが、火事と大印刷店の攻勢が重なり商売は下降線、菊代は子どもを宗吉に押しつけ蒸発してしまう。その後、正妻の冷たい仕打ちで末息子が栄養失調で死に至る。続いて宗吉は長女を東京タワーに置き去りにし、長男さえも崖下から突き落とすのだが…。

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